仮設の技術

モノレール仮設

道路のない山の中腹付近でのボーリング調査は、まず、ボーリング機械を調査地点にまで運搬する所から始まります。
このような所での調査では、一般にモノレールを仮設しての運搬が多く見られます。

モノレールでの運搬状況

法枠での仮設状況

クローラ運搬

小道がある所では、クローラ運搬が主体になります。
水田などの軟弱地盤での搬入は、コンパネ等で足場を固めての搬入になります。

当社のクローラ運搬車 (車体幅80cm程度)

人肩運搬

人肩運搬は、少なくなりましたが、モノレール仮設ができない所や、クローラ車では搬入できない所はあります。
このような時には、当社ではボーリング機体重量180kgの超小型油圧ボーリングマシンを5分割し、人肩でも安全に運ぶことが可能です。

当社のDM-03型ボーリングマシン

このボーリングマシンは、 東邦製です。
調査ボーリングでよく使用されている他のマシンと重量を比較すると、下記の通りの軽さです。

  • DM-03180kg
  • DO300kg
    (やや軽いマシンですが、 DM-03 の約 1.7倍の重さです。)
  • D1550kg
    (一番よく使われているマシンです。DM-03の約3倍の重さになります。)

タワー仮設

コンクリート擁壁の上や、急斜面など、モノレールでも、クローラ車でも、ボーリングマシンを運搬できない所はあります。
当社では、タワー (梯子をつなぎ合わせて運搬する方法)による 仮設も行っています。

タワー仮設状況

水上(海上)でのボーリング仮設

水上及び海上では、足場の設置が困難になりますが、当社では、スパット台船及び、スパット台船が入らないような入り組んだ所での単管足場の仮設も可能です。

スパット台船によるボーリング

単管足場による海上ボーリング

地質調査の技術について